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2026.07.11

2026.07.11

結婚式に振袖を着ていく場合は?マナーや振袖の選び方も解説

結婚式に振袖を着ていく場合は?マナーや振袖の選び方も解説

結婚式に振袖を着ていくことはマナー違反ではなく、未婚女性にとって格式の高い正装としてふさわしい装いです。

しかし、振袖は華やかさが特徴である一方、選び方や着こなしを誤ると「派手すぎる」「場に合わない」といった印象を与えてしまうこともあります。特に結婚式では新郎新婦が主役であり、参列者には場の雰囲気に調和した装いが求められます。

当記事では、振袖が嫌がられると感じられる理由や、結婚式で好印象につながる選び方・マナーについて詳しく解説します。

結婚式に振袖を着ていく場合は?

結婚式に振袖を着ていく場合は?

結婚式に振袖を着ていくこと自体はマナー違反ではなく、未婚女性にとって最も格式の高い、結婚式にふさわしい正装です。振袖は未婚女性の第一礼装とされており、「おめでとう」という気持ちを表す華やかな装いとして結婚式に適しています。格式あるホテルや専門式場では、振袖の華やかさが空間に映え、場全体の雰囲気をより明るく引き立てます。

和装で結婚式に出席する際は、立場に応じた装いを意識することが大切です。友人として参列する未婚女性は振袖、既婚女性は訪問着といったように、基本的な区分に沿って選ぶと自然な印象になります。

また、振袖は日本の伝統的な正装であり、家族から受け継いだものを着用することも珍しくありません。こうした背景からも、結婚式で振袖を着ること自体が失礼にあたることはありません。

ただし、主役はあくまで花嫁であるため、白系の色や過度に華美なコーディネートは避ける配慮が必要です。上品で控えめな着こなしを意識することで、振袖の魅力を生かしながら安心して参列できます。

振袖を着て結婚式に参加したときに浮いてしまうケースとは?

振袖を着て結婚式に参加したときに浮いてしまうケースとは?

振袖で結婚式に参加して嫌がられる場合、原因は振袖そのものではなく、知らないうちにマナー違反をしてしまっている可能性が高いです。振袖は未婚女性の正礼装であり、本来は結婚式にふさわしい装いですが、選び方や着こなしによって印象が大きく変わります。

昔にくらべるとある意味、ルールといったものも緩やかにはなっていますが、今現在でもTPOや立場に応じた装いが求められる場合があり、花嫁や親族とのバランス、会場の雰囲気に合っているかといった点がポイントとなります。そのため、形式的には問題がなくても、周囲との調和が取れていないと違和感につながることがあります。

たとえば、色や柄が華やかすぎる、立場に合わない格の着物を選んでいる、着崩れたまま過ごしているなど、些細なポイントが重なることで「浮いている」と感じられてしまうケースも少なくありません。

ここでは、振袖で浮いてしまう代表的な理由を具体的に解説します。

花嫁より派手な恰好をしている

花嫁よりも目立つ振袖を選ぶと、場のバランスを崩してしまいます。結婚式では主役を引き立てることが大切であり、参列者の装いはあくまで控えめであることが求められます。

振袖はもともと華やかな着物のため、成人式用のまま着用すると色柄や装飾が強く出やすくなります。特に金銀の装飾やビビッドカラー、大柄のデザインは視線を集めやすく、花嫁衣装と印象が重なることもあります。

白は花嫁衣装を連想させるため避けるのが基本であり、赤や金なども華やかさが強いため主役より目立たないようにする配慮が求められます。さらに、大ぶりな髪飾りや華美な帯結びも目立ちすぎる原因になります。落ち着いた色味や上品な柄を選び、全体の華やかさを抑えることで、自然と花嫁を引き立てる装いになります。

既婚なのに振袖を着ている

既婚者が振袖を着用すると、着物のルールに合っていない印象を持たれることがあります。振袖は未婚女性の第一礼装とされており、既婚女性は訪問着や留袖を選ぶのが一般的です。

着物には婚姻状況や立場に応じた装いの区別があり、結婚式のようなフォーマルな場では特に意識されやすいポイントです。見た目が華やかでも、立場に合っていないと違和感につながります。

友人として参列する場合は、未婚女性が振袖、既婚女性が訪問着という選び方が広く定着しています。親族であれば黒留袖や色留袖を選ぶケースも多く、装いの格にも配慮が必要です。自身の立場に合った着物を選ぶことで、周囲と調和した自然な装いになります。

着崩れや髪型崩れでだらしない見た目になっている

着崩れや髪型の乱れは、振袖姿全体の印象を大きく下げてしまいます。結婚式はフォーマルな場であるため、整った身だしなみが重要視されます。

着物は洋服と比べて動きに制限があり、慣れていないと衿元や裾、帯が崩れやすくなります。時間の経過や動作によって少しずつ乱れが生じ、清潔感が損なわれることもあります。髪型も、セットが不十分だと崩れやすく、全体の印象に影響します。

着付けは専門店に依頼し、簡単な直し方を把握しておくことで、きれいな状態を保ちやすくなります。

会場の雰囲気とマッチしていない

会場の雰囲気に合わない振袖は、周囲から浮いて見えやすくなります。

結婚式は会場やスタイルによって求められる装いが大きく変わります。ホテルや専門式場での披露宴は格式が高く、華やかな振袖が調和しやすい一方、レストランやガーデンなどのカジュアルな会場では、フォーマルすぎる装いが浮くことがあります。

たとえば、カジュアルなパーティーで豪華な振袖を着ると、他の参列者とのバランスが崩れてしまいます。一方で格式の高い場でカジュアルな着物を選ぶと、場にそぐわない印象になります。事前に会場や式のスタイルを確認し、雰囲気に合った振袖を選ぶことで、自然に馴染む装いになるでしょう。

結婚式で振袖を着る際のマナーや注意点

結婚式で振袖を着る際は、色柄や格式を意識しましょう。振袖は未婚女性の正礼装であり本来は格式の高い装いですが、選び方やコーディネートによっては「派手すぎる」「場に合わない」といった印象につながることもあります。

結婚式は新郎新婦が主役であり、参列者はその場を引き立てる立場です。そのため、華やかさと控えめさのバランスを意識し、会場の雰囲気や他のゲストとの調和を考えた装いが求められます。

主役を引き立てながら場に調和するために、押さえておきたいポイントを確認しましょう。

事前に結婚式のスタイルを聞いておく

結婚式のスタイルを事前に把握しておくと、振袖選びで失敗しにくくなります。会場や演出によって、求められるフォーマル度や雰囲気が大きく変わるためです。

ホテルや専門式場での披露宴では、古典柄や落ち着いた色合いの振袖がなじみやすく、格式のある印象に仕上がります。一方で、レストランやガーデンなどカジュアルな会場では、やわらかい色味やモダンな柄のほうが自然に溶け込みます。

新郎新婦に直接確認するか、招待状の情報をもとに結婚式の雰囲気を読み取り、それに合った振袖を選ぶことが大切です。

年齢に振袖の色柄を合わせる

年齢に合った色柄を選ぶことで、振袖姿に自然な品が生まれます。

振袖は幅広い年代で着用できますが、色や柄の印象によって見え方が大きく変わります。10代から20代前半であれば、明るい色や華やかな柄でも若々しくまとまります。一方で、20代後半以降は落ち着いた色味や繊細な柄を選ぶと、大人らしい上品な印象になります。

たとえば、パステルカラーや大柄のデザインは可愛らしい雰囲気が強く出るため、年齢によっては浮いて見えることがあります。深みのある緑や紺、落ち着いた赤などは、幅広い年代で取り入れやすい色味です。自分の年齢や雰囲気に合う色柄を選ぶことで、振袖を無理なく美しく着こなせます。

参列する立場に合わせた格式や色柄を選ぶ

参列する立場に応じて振袖の格や雰囲気を調整すると、周囲との調和が取りやすくなります。

結婚式では、親族と友人で求められる装いが異なります。親族として出席する場合は、古典柄や落ち着いた色合いなど、格式を意識した振袖がなじみやすい傾向があります。友人として参列する場合は、親族と雰囲気が重ならないよう、ややモダンな柄や軽やかな色合いを選ぶと全体のバランスが整います。

同じ振袖でも、立場によってふさわしさは変わります。自分の役割を踏まえて選ぶことで、自然とマナーに沿った装いになります。

帯結びは落ち着いたシンプルなものにする

帯結びは控えめで上品なデザインを選ぶと、全体の印象が整います。

帯は後ろ姿の印象を左右する重要なポイントですが、華美になりすぎると振袖全体が派手に見えてしまいます。成人式では華やかな変わり結びが好まれますが、結婚式では落ち着いた形のほうが場になじみやすくなります。シンプルな帯結びでも、きちんと整えられていれば十分に美しく見えます。

全体のバランスを意識し、控えめながらも美しさが引き立つ帯結びを選ぶことが大切です。

アクセサリーは控えめなデザインのものを選ぶ

アクセサリーは控えめにまとめることで、振袖の上品さを引き立てられます。和装では過度な装飾を避け、全体の調和を重視するのが基本です。

振袖自体が華やかなため、大ぶりのピアスや派手な髪飾りを合わせると、全体が過剰に目立つ印象になりやすくなります。結婚式では小ぶりで上品な髪飾りや、シンプルなアクセサリーのほうが場に適しています。振袖の魅力を生かすためにも、装飾は引き算を意識し、控えめで品のあるコーディネートを心がけましょう。

結婚式で振袖を着崩さないための立ち居振る舞いのコツ

振袖をきれいに着こなすには、選び方だけでなく立ち居振る舞いも大切です。

振袖は華やかで格式の高い装いだからこそ、動きや姿勢ひとつで印象が大きく変わります。どれだけ上質な振袖でも、所作が乱れてしまうと着崩れやだらしない印象につながり、せっかくの美しさが損なわれてしまいます。特に結婚式のようなフォーマルな場では、落ち着いた動きや丁寧な振る舞いが求められます。

事前に基本の動きを押さえておくことで、当日も慌てることなく自然に振る舞えるようになります。ここでは、歩き方や座り方、食事やトイレの動作など、基本的な所作について解説します。

着物姿の歩き方

振袖姿を美しく見せるには、姿勢と歩幅を意識した歩き方が欠かせません。背筋を伸ばし、あごを軽く引いた状態で歩くと、自然と上品な印象になります。

歩幅は普段より小さめを意識し、足を高く上げずにすり足に近い感覚で進むと、裾が乱れにくくなります。草履はまっすぐ前に出し、引きずらないように歩くことも大切です。

また、階段の上り下りでは右手で裾を軽く持ち上げ、足元が見えるようにすると安全です。車の乗り降りの際も、袖や裾を膝にまとめてから動くと汚れや着崩れを防げます。

ゆっくりとした動きを意識することで、着崩れを防ぎながら美しい振袖姿を保てます。

着物姿での座り方

座り方を意識することで、帯の形を崩さず美しい着姿を維持できます。

椅子に座る場合は、深く腰掛けずに前方3分の1ほどに浅く座るのが基本です。背もたれに寄りかかると帯が押されて形が崩れるため、背筋を伸ばしたまま座ることが大切です。膝はそろえて、足先をやや斜めに流すと上品な印象になります。

立ち上がるときは、両手を軽く添えてゆっくり動くと裾の乱れを防げます。正座の場合は裾を左右に整え、膝の間を少し空けると見た目が整います。座る・立つの動作を丁寧に行うことで、振袖の形を崩さずきれいな状態を保てます。

着物での食事のやり方

食事の際は、汚れ防止と姿勢を意識することで安心して過ごせます。

振袖は袖が長いため、食事前に軽くたくし上げたり、手で押さえたりしておくと動きやすくなります。料理を取るときは前かがみにならず、器を手元に引き寄せてから口元へ運ぶと、着物を汚しにくくなります。特に汁物は器を持って飲むと安心です。

万が一こぼした場合は、すぐにハンカチやナプキンで軽く押さえるように拭き取るとシミを防ぎやすくなります。落ち着いた動作を心がけることで、振袖を汚さずきれいな状態を維持できます。

着物でのトイレの仕方

トイレでは手順を覚えておくと、着崩れを防ぎながらスムーズに対応できます。

まず、振袖と長襦袢の裾を少しずつ持ち上げ、順番に膝の上までまとめます。その後、裾が床につかないように注意しながら用を足します。用事が終わったら、まとめた裾をゆっくり元に戻し、シワが出ていないか軽く整えます。手を洗う際は、袖を濡らさないように押さえておくと安心です。

急いで動くと着崩れの原因になるため、落ち着いて丁寧に行動することがきれいな着姿を保つポイントです。

結婚式にふさわしい振袖以外の着物はある?

結婚式にふさわしい振袖以外の着物はある?

結婚式では振袖以外にも、立場に応じて選べる着物がいくつかあります。着物は種類ごとに格式や着用対象が決まっており、自分の立場に合ったものを選ぶことが大切です。振袖以外の選択肢を知っておくことで、より安心して結婚式に参列できます。

ここでは、結婚式にふさわしい振袖以外の和装について紹介します。

既婚の親族は「黒留袖」

既婚の親族が結婚式に参列する場合、最も一般的なのが黒留袖です。黒留袖は既婚女性の第一礼装とされており、特に新郎新婦の母親や祖母、叔母など近しい立場の人が着用します。

黒地に裾模様が入るデザインが特徴で、五つ紋付きのものが正式な装いとされています。五つ紋は最も格式が高く、結婚式というフォーマルな場にふさわしい格を持っています。

柄には鶴や亀、松竹梅などの吉祥文様が多く用いられ、お祝いの席にふさわしい意味を持っています。帯も金銀糸を使った格式の高いものを合わせることで、全体の格を整えられます。

ただし、友人や一般ゲストが黒留袖を着るのはマナーに合わないため、着用する立場には注意が必要です。

未婚の親族や主賓は「色留袖」

色留袖は未婚・既婚を問わず着用できる格式の高い着物で、親族や主賓に適した装いです。黒留袖と同様に裾に柄が入るデザインですが、地色が黒以外である点が特徴です。

五つ紋の色留袖は黒留袖と同格の正礼装となり、親族として参列する場合にふさわしい格式を備えています。一方で三つ紋や一つ紋の場合は準礼装となり、主賓や上司として出席する際にも選びやすくなります。

未婚の姉妹や叔母など、黒留袖を着られない立場の人にとっても選びやすい着物です。また、主賓として招かれた場合にも、格を保ちながら華やかさを演出できます。

ただし、一般ゲストが着用すると親族と見間違われることもあるため、立場に応じて選びましょう。

友人は「訪問着」

友人や同僚として結婚式に参列する場合は、訪問着がバランスのよい選択です。訪問着は未婚・既婚を問わず着用でき、振袖よりも控えめで上品な印象に仕上がります。

全体に続く絵柄が入っているのが特徴で、座っているときでも華やかに見える点が魅力です。格式は振袖や留袖よりやや下がりますが、結婚式のゲストとしては十分な礼装にあたります。

最近では無紋の訪問着も一般的で、友人として出席する場合は無紋でも問題ありません。親族として参列する場合には、紋を入れて格式を調整することもあります。

華やかさと控えめさのバランスが取りやすいため、迷ったときの選択肢としても適しています。

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まとめ

結婚式に振袖を着ること自体はマナー違反ではなく、未婚女性にとって格式の高い正装としてふさわしい選択です。ただし、振袖は華やかさが強いため、色柄や帯結び、アクセサリーなどの選び方によっては周囲から浮いて見えてしまうことがあります。

主役である新郎新婦を引き立てるためには、会場の雰囲気や参列する立場に合わせて、控えめで上品なコーディネートを意識することが大切です。また、立ち居振る舞いや所作にも気を配ることで、振袖の美しさをより引き立てられるでしょう。

基本的なマナーを押さえれば、振袖は結婚式を華やかに彩る魅力的な装いとして安心して着用できます。

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この記事を書いた人

デザイナー 徳井愛子

デザイナー 徳井愛子

現デザイナー職に就く前は、きものやまと店舗スタッフとして、多くのお客様のハレの日のお手伝いをして参りました。ふりそで選びは勿論、サポートに至るまで、これまでの豊富な経験をベースに、お客様に寄り添い、お役に立つ情報をお届けいたします。

監修者

きものやまとデザイン部

きものやまとデザイン部

創業110年のきもの専門店「きものやまと」。さんちと共に、文化と伝統を受け継ぎ、新しい暮らしに寄り添う、きものやまとのオリジナル着物を創作・ご提案しています。お客様の日々とハレの日を彩る振袖がいい出会いとなるよう、心を込めてお手伝いいたします。

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