COLUMNコラム
2026.02.25
2026.02.25
成人式の振袖にピアスは合わせてOK?マナーやデザインの選び方を解説

成人式の振袖に合わせるピアスやイヤリングは、華やかな装いをより魅力的に見せる大切なアイテムです。近年は「和装にはアクセサリーを着けない」という従来の考え方にとらわれず、自分らしいコーディネートを楽しむ傾向が広がっています。ヘアメイクや髪飾りとの相性、写真映え、アクセサリーの安全性などを考えながら、振袖をより華やかに見せるアクセサリーを選びましょう。
当記事では、成人式におすすめのピアス・イヤリングの種類や、選ぶ際のポイント、注意したいマナーを分かりやすく解説します。
成人式にピアスやイヤリングを着けていってもOK?NG?

成人式でピアスやイヤリングを身に着けることは、基本的に問題ありません。近年の成人式は格式ばった式典というより、成人を祝う華やかなイベントとして行われることが多く、振袖に合わせてアクセサリーを楽しむ方も増えています。
着物文化では「和装にアクセサリーは着けない」とされていましたが、現在は必ずしもその限りではありません。小ぶりで上品なデザインを選べば、振袖の魅力を損なわず、顔まわりを明るく見せる効果も期待できます。写真映えもしやすく、自分らしさを表現できる点も魅力です。
成人式の振袖の魅力をアップさせるピアス・イヤリングの例

振袖に合わせるピアスやイヤリングは、コーディネート全体の印象を大きく左右します。選ぶポイントは、振袖の色柄や雰囲気に合わせてバランスよく調和させることです。ここでは、成人式の振袖に合わせやすい代表的な4つのスタイルを紹介します。
和風デザインのピアスやイヤリング
和風デザインのピアスやイヤリングは、振袖との相性がとてもよく、和装ならではの品格や奥行きを演出します。菊・桜などの和花、七宝・亀甲などの吉祥文様、扇や手毬、水引といった日本の伝統モチーフは、祝いの場である成人式にもぴったりのデザインです。和柄のアクセサリーは、振袖の文様と響き合うことで全体のまとまりが生まれ、落ち着いた雰囲気の中に華やかさが引き立ちます。
つまみ細工やとんぼ玉、水引細工などの工芸アクセサリーも人気で、繊細な日本の美を感じさせる点が魅力です。
パールのピアスやイヤリング
パールのピアスやイヤリングは、振袖とのなじみがよく、上品で落ち着いた印象を与えてくれます。パールの柔らかな光沢は肌を明るく見せ、どのような色柄の振袖にも合わせやすい点が大きな魅力です。
白やクリームの定番パールは清楚で品のある雰囲気にまとまり、王道の成人式スタイルに仕上がります。一方、淡いピンク系やオレンジ系のカラーパールは柔らかな女性らしさを添えてくれるため、かわいらしいコーディネートを楽しみたい方に向いています。
シルバー・ゴールドのピアスやイヤリング
シルバーやゴールドのシンプルなピアスやイヤリングは、洗練された大人の雰囲気を演出したい方におすすめです。控えめながら上品な輝きが振袖の華やかさを引き立て、顔まわりに明るさをプラスしてくれます。
特にゴールドは暖色系の振袖や金糸刺繍のデザインと相性がよく、華やかで温かみのある印象になります。シルバーは寒色系の振袖や銀糸の装飾に合わせやすく、クールで落ち着いたスタイルに仕上がります。耳元にさりげなく輝きを添えたいときや、現代的な雰囲気を加えたい場合にも最適です。
ダイヤのピアスやイヤリング
ダイヤのピアスやイヤリングは、特別な日の装いにふさわしい高級感と上品さを兼ね備えています。小さなダイヤでも光を反射して美しく輝き、振袖姿に洗練された印象を与えてくれる点が魅力です。特にシンプルな一粒ダイヤはどのような色柄の振袖にも合わせやすく、控えめながら存在感のある耳元を演出します。
振袖の装飾が華やかな場合は小粒のダイヤ、シンプルな振袖にはやや存在感のあるデザインを選ぶとバランスよくまとまります。ハレの舞台をより輝かせるアクセサリーとして取り入れてみるのもおすすめです。
成人式で振袖にピアスやイヤリングを合わせるときのマナーや注意点
振袖に合わせるピアスやイヤリングは、成人式の華やかさを引き立てる大切なアイテムです。しかし、お祝いの場にふさわしくないデザインや、振袖を傷めてしまう形状を選ぶと、せっかくの晴れ姿が台無しになってしまうこともあります。
ここでは、振袖コーデをより美しく、安全に楽しむための基本的なマナーと注意点を紹介します。
お祝いの場にふさわしくないものはマナー違反になる
成人式は節目を祝う厳粛な場でもあるため、縁起の悪さを連想させるモチーフは避けることが大切です。たとえば、骸骨・悪魔・血を連想させるもの、トゲのあるデザインなどは攻撃的な印象を与え、振袖との相性もよくありません。普段のファッションとしては個性的で魅力的でも、世代によっては不快に感じる場合があります。
お祝いの席では「品のよさ」と「華やかさ」のバランスが重要で、清潔感のあるモチーフを選ぶと好印象につながります。少しでも「縁起が悪く見えるかも?」と感じたデザインは、成人式では避けましょう。
大きすぎるものは衿に引っ掛かる可能性があるので避ける
大きすぎるピアスや長く揺れるタイプのイヤリングは、振袖との相性に注意が必要です。特に長さがあるデザインは、動いたときに半衿や刺繍部分に引っ掛かることがあります。万が一強く引っ張られてしまうと、振袖や半衿の生地がほつれたり、アクセサリーが落下して破損したりする危険性もあります。
揺れるタイプを選ぶ場合は、「耳たぶから肩の中間くらいまで」を目安にすると安全です。また、フックタイプのピアスは引っ掛かりやすく外れやすいため、必ずキャッチを付けて落下防止をしておきましょう。イヤリング・イヤーカフの場合は、しっかり固定されているか事前に軽く引っ張って確認すると安心です。
成人式の振袖に合うピアス・イヤリングの選び方
ピアスやイヤリングが華やかな振袖に自然になじむかどうかは、デザイン・ヘアメイク・選ぶタイミングによって大きく変わります。ここでは、振袖姿をより魅力的に見せるための具体的なピアス・イヤリングの選び方を紹介します。
振袖に合ったデザインを選ぶ
振袖自体に華やかさと存在感があるため、耳元のアクセサリーは引き立て役として小ぶりで上品なデザインを選びましょう。一粒パールや小さなストーン、繊細な和モチーフなど、控えめながら品格のあるデザインは振袖の美しさと調和しやすく、写真でも自然な華やかさを演出できます。
まずは振袖全体の雰囲気を見て、存在感の控えめなアクセサリーを選ぶと失敗しにくいです。
ヘアメイクのイメージに合わせて選ぶ
ピアスやイヤリングは、ヘアメイクが決まってから選ぶと全体のまとまりがよくなります。アップスタイルの場合、耳元がしっかり見えるため、少し華やかさを感じるピアスでもバランスが取れます。反対に、ハーフアップやダウンスタイルでは髪に隠れやすいため、小ぶりで光を反射するデザインが適しています。
また、髪飾りの色味や素材とも相性を合わせると自然な統一感が生まれます。たとえば、パール系の髪飾りなら耳元もパールでまとめると上品な印象になります。振袖・ヘアメイク・髪飾りまで方向性が決まった段階でアクセサリーを選ぶと、トータルで美しいコーディネートが完成します。
前撮りのタイミングで選ぶ
前撮りは、アクセサリー選びの最適なタイミングです。実際に振袖をまとい、ヘアメイクを整えた状態で複数のピアスやイヤリングを試すことで、写真映えや顔まわりの印象を客観的に確認できます。前撮りで選んだアクセサリーは成人式当日も使えるため、事前のチェックとして効果的です。
まとめ
成人式で身に着けるピアスやイヤリングは、振袖姿の印象を大きく左右するアイテムです。和風デザインやパール、シルバー・ゴールド、ダイヤなどは振袖と相性がよく、上品さと華やかさを自然に引き立てます。一方で、縁起の悪いモチーフや過度に大きいデザインは、式典の場にふさわしくない印象を与えたり、振袖の生地を傷めたりする可能性があるため、避けましょう。
振袖・ヘアメイク・アクセサリーのバランスを丁寧に整えることで、自分らしさを大切にしながら、節目の門出にふさわしい美しいコーディネートが完成します。成人式をより特別な一日にするためにも、耳元のおしゃれをじっくり検討しましょう。
この記事を書いた人
デザイナー 徳井愛子
現デザイナー職に就く前は、きものやまと店舗スタッフとして、多くのお客様のハレの日のお手伝いをして参りました。ふりそで選びは勿論、サポートに至るまで、これまでの豊富な経験をベースに、お客様に寄り添い、お役に立つ情報をお届けいたします。
監修者
きものやまとデザイン部
創業109年のきもの専門店「きものやまと」。さんちと共に、文化と伝統を受け継ぎ、新しい暮らしに寄り添う、きものやまとのオリジナル着物を創作・ご提案しています。お客様の日々とハレの日を彩る振袖がいい出会いとなるよう、心を込めてお手伝いいたします。







