COLUMNコラム
2026.01.14
2026.01.15
成人式に親は付き添う?親の服装や記念撮影するメリットも解説

子どもの晴れ姿を心から祝いたい一方で、周囲の目やマナーが気になり、成人式会場や記念撮影の同伴を迷う方は少なくありません。最近では、成人式における親の同伴を歓迎する自治体も増え、同席することが自然に受け入れられるケースも多くなっています。
当記事では、成人式に親が付き添うことの是非や子どもの感じ方、記念撮影の際にふさわしい家族の服装、家族で写真を残すメリットについて解説します。家族で安心して成人式を迎えるための準備が整いますので、ぜひ最後までご覧ください。
成人式に親が付き添っても大丈夫?

結論から言えば、「成人式に親が出席してはいけない」という決まりはありません。ここ数年は親の出席を認める自治体も増えており、親子で会場に向かうケースや送迎のついでにそのまま式に参加するケースもあり、全体の2~3割程度は親が同伴していると言われています。親同士で誘い合って会場に行くこともあります。
ただし、自治体によっては会場に入れるのは新成人本人のみといったルールが設けられている場合もあるため、事前の確認は必須です。また、親の付き添いを望まない子どももいるため、本人の気持ちを尊重することも欠かせません。自治体のルールと子どもの意向を踏まえた上で、成人式に同伴するかどうか判断するとよいでしょう。
親同伴の場合における子どもの気持ち
かつては「成人式に親が同席するのは恥ずかしい」「親離れできていないと思われるのでは」と考える新成人が多い時代もありました。しかし、近年は時代の変化を受けて成人式に対する考え方も多様化しており、「母が来て一緒に写真を撮ってくれて嬉しかった」「周りの友達もお母さんと来ていたので自然だと思った」と肯定的に捉える声も少なくありません。
もちろん、中には「やっぱり恥ずかしい」と感じる方もいます。地域や家庭によって状況は異なるものの、以前と比べて親同伴は特別なことではなく、成人式に親が参加する姿はめずらしくなくなってきました。世間の目を気にするのではなく、親子で率直に話し合い、お互いが納得できる形で当日を迎えることが大切です。
成人式撮影の際に着用する服装
成人式の家族写真では、本人だけでなく親や兄弟姉妹、祖父母も服装を整えることで、より格式のある1枚に仕上がります。ここでは、家族それぞれにふさわしい服装の選び方を解説します。
母親

成人式の家族写真にふさわしい母親の服装は、訪問着やフォーマルスーツが代表的です。和装の場合は訪問着や色無地を選ぶと品格があり、子どもの振袖を引き立てながら華やかさを添えられます。柄は控えめにして、色は淡いベージュやグレー、落ち着いたブルーを選ぶと上品にまとまるでしょう。成人式参加にあたって適切な和装が自宅にない場合は、着物レンタルを利用する方法もあります。
洋装の場合は、セレモニースーツやワンピースにジャケットを合わせ、ネイビーやベージュなどの控えめな色を選ぶのが基本です。黒一色は喪を連想させるため避け、アクセサリーも小ぶりで清楚なものを選びましょう。
メイクは派手にせず、控えめなトーンに抑えます。ファンデーションは自然な仕上がりを意識し、アイシャドウはブラウン系、リップは血色を意識した落ち着いた色がおすすめです。髪型も清潔感と上品さのあるヘアスタイルにすっきりとまとめることで、美しく調和の取れた家族写真になります。
父親
成人式に参加する父親の服装は、フォーマルスーツやビジネススーツなどが一般的です。色はブラックやネイビー、グレーといった落ち着いたトーンを選ぶと、格式を保ちつつ主役を引き立てられます。ワイシャツは白や淡いブルーを、ネクタイは紺やボルドーなどの控えめな色柄を選ぶと、上品な印象に仕上がります。せっかくのお祝いの場なので、ポケットチーフや時計などの小物でさりげなく華やかさを添えるのもよいでしょう。
きちんとした装いが基本ですが、少しカジュアルに楽しみたい場合はジャケットにスラックスを合わせ、ネクタイを外すスタイルも可能です。髪型や髭の手入れも整え、清潔感を意識すれば、品格と威厳のある父親の姿を写真に残せます。
兄弟姉妹
兄弟姉妹が学生で制服がある場合は、そのまま着用しても正装として問題ありません。卒業を控えた年代であれば、袴や羽織といった和装を取り入れるのも一案です。
成人した兄弟はフォーマルスーツやビジネススーツ、姉妹はワンピースやパンツスーツ、アンサンブルなどが定番です。振袖が引き立つよう、控えめな色味を選ぶと全体が調和します。華やかさよりも「清楚で落ち着いた雰囲気」を心がけることで、主役を際立たせつつも記念にふさわしい1枚に仕上がります。
祖父母
祖父はダークカラーのスーツ、祖母は落ち着いた色のワンピースや訪問着を選ぶと格式が感じられます。特別感を演出したい場合は、親子三世代で和装に揃えると統一感が出て、より思い出深い写真になります。ご両親が洋装であれば祖父母もそれに合わせるなど、全体のコーディネートを意識するとよいでしょう。
ただし、祖父母が成人式の撮影に参加する場合は、体調や移動の負担を考慮し、無理のない服装を選ぶことが大切です。フォーマルなスーツや上品なワンピースが一般的ですが、普段とは異なる着慣れない服で疲れてしまう可能性がある場合は、清潔感のある普段着でも問題ありません。
成人式に家族と記念撮影するメリット

成人式は人生に一度の節目であり、家族にとっても特別な1日です。記念撮影を通して、家族の絆を深めたり、これまでの歩みを振り返ったりする大切な機会にもなります。ここからは、成人式で家族と記念撮影を行うメリットについて解説します。
かけがえのない家族の思い出を残せる
成人式の家族写真は、一度きりの瞬間を形に残せる大切な機会です。子どもが幼い頃は日常的に写真を撮っていても、成長とともに家族全員で撮影することは少なくなりがちです。だからこそ、成人式という節目に家族で集まり、晴れ姿を記録することには意味があります。
また、家族と一緒に撮影することで緊張が和らぎ、自然な笑顔が引き出されやすいのも魅力です。その表情は家族にしか見せない特別なものであり、かけがえのない思い出としていつまでも残り続けるでしょう。
家族の絆を深める時間を共有できる
成人式の記念撮影は、写真を残すだけでなく「家族で一緒に過ごす時間そのもの」が特別な価値を持ちます。進学や就職、結婚などで別々に暮らしている家族が一堂に会するのは、意外と難しいものです。成人式という節目をきっかけに顔を合わせ、撮影の合間に会話を楽しむことで自然と笑顔が生まれ、家族の絆を再確認できるでしょう。
特に父親や兄弟など、大人になると写真を撮る機会が減る家族にとっても、きちんとした装いで一緒に撮影する時間は貴重です。写真を撮るプロセスそのものが団欒のひとときとなり、撮影後にアルバムを囲んで笑い合う瞬間もまた絆を深める時間となります。
家族の歴史や歩みを振り返る機会になる
成人式の家族写真には、「これまでの歩みを振り返る節目」としての意味も持ちます。ここまで育ててきた親にとっては「よく成長してくれた」という思いがこみ上げ、祖父母にとっては孫の成長を見届ける感慨深い瞬間となります。
七五三以来の記念写真という家庭も少なくないため、写真を通じて子どもの成長だけでなく、親や祖父母を含む家族全体の変化を実感できるでしょう。
まとめ
成人式は新成人本人だけでなく、家族にとっても大切な節目の行事です。親の付き添いは必須ではありませんが、自治体によっては同席できる場合があり、参加することで晴れ姿を間近で見守ったり写真に収めたりすることができます。
また、家族写真の撮影において母親は訪問着やフォーマルスーツ、父親は落ち着いた色合いのスーツスタイルが一般的です。兄弟姉妹や祖父母も、主役を引き立てる控えめで上品な服装を意識すると統一感が出ます。家族で記念撮影を行うことは、思い出を残すだけでなく絆を深め、これまでの歩みを振り返る貴重な機会になります。成人式を迎える準備の一環として、当日の服装や撮影の予定を家族で話し合ってみましょう。
この記事を書いた人
デザイナー 徳井愛子
現デザイナー職に就く前は、きものやまと店舗スタッフとして、多くのお客様のハレの日のお手伝いをして参りました。ふりそで選びは勿論、サポートに至るまで、これまでの豊富な経験をベースに、お客様に寄り添い、お役に立つ情報をお届けいたします。
監修者
きものやまとデザイン部
創業109年のきもの専門店「きものやまと」。さんちと共に、文化と伝統を受け継ぎ、新しい暮らしに寄り添う、きものやまとのオリジナル着物を創作・ご提案しています。お客様の日々とハレの日を彩る振袖がいい出会いとなるよう、心を込めてお手伝いいたします。







