COLUMNコラム
2025.09.16
2025.09.17
成人式では何をする?式典内容や参加するメリットも解説

成人式の案内状が届き、「成人式って何するの?当日はどんな感じで進むの?」と不安を抱く方もいるでしょう。式典の内容やその後の過ごし方がイメージできないと、準備も段取りも決めにくいものです。
当記事では、成人式の式典では何をするのか一般的な内容を説明した上で、当日の流れや参加するメリット・デメリットを分かりやすく解説します。当日の様子を具体的にイメージできれば、成人式直前に慌てることなく、落ち着いて必要な準備を進められるでしょう。
成人式の式典では何をする?どんな感じ?

成人式の式典は、午前中に行われるのが一般的です。地域によって内容は異なりますが、多くの自治体で共通するプログラムは以下の通りです。
開会宣言
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典の始まりを告げるあいさつ |
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市区町村長の式辞
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新成人へ向けた激励や祝福の言葉 |
来賓からの祝辞
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地元関係者や議員などからのお祝いのメッセージ |
新成人代表のスピーチ
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未来への抱負や誓いを述べる時間 |
記念行事や演奏
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学校や団体による演奏やパフォーマンスなど、地域ならではの催し |
記念品の贈呈
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記念品の配布 |
閉会のあいさつ
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式典を締めくくる言葉 |
所要時間は40分~2時間程度で、基本的には厳かな雰囲気の中に和やかさも感じられる場です。成人式会場には華やかな服装の新成人が集まり、久々の再会を喜ぶ声や記念写真撮影の光景も広がります。自治体によってはゲストを招いた講演や演奏が行われ、地域の特色が色濃く反映されることもあります。
成人式に参加する当日の流れ

成人式当日は、朝の準備からヘアメイク・着付け、式典出席、記念撮影、二次会まで、一日のタイムスケジュールをしっかり組んで過ごす場合が多い傾向にあります。ここでは、成人式当日の流れの一例を順に紹介します。
朝の準備を行う
成人式当日の朝は、まず早めに起床して身支度を整えることから始まります。美容院や着付け会場の予約時間に遅れないよう、起床後は軽めの朝食を済ませるとよいでしょう。振袖を着用した状態では帯がお腹を締め付けるため、食べ過ぎない程度に栄養を摂るのがベターです。
また、忘れ物がないか持ち物の最終確認を行うことも必須です。招待状やハンカチ、財布、スマートフォンなどの必要なものを1つのカバンにまとめておけば、移動時もスムーズに対応できます。成人式当日は早朝から慌ただしくなりがちなので、前日までに準備を整えると落ち着いて行動できるでしょう。
ヘアメイクと着付けを済ませる
朝の準備を終えたら、いよいよヘアセット・メイクと着付けに移ります。振袖レンタルの着付け会場を利用する場合、会場に向かう前はスキンケアとベースメイク、ブラッシングを済ませるだけでOKです。ヘアメイク・着付けにかかる時間は約90~120分です。
成人式当日は長時間を振袖姿で過ごすことになるため、着付けの最中にきつさや違和感を覚えた場合は早めに伝えましょう。美しい仕上がりを保つためには、前開きの服を着て来店する、スタイリング剤は付けないなどの事前準備も大切です。
式典会場へ移動する
ヘアメイクと着付けが済んだら、式典会場へ移動します。振袖姿での移動は普段より時間がかかりやすいため、余裕を持ってスケジュールを組みましょう。特に成人式当日は道路が混雑する可能性があり、車やタクシーを利用する場合は渋滞を見越して出発するのがおすすめです。車に乗る際は、お尻からゆっくり腰を下ろすと着崩れを防げます。
公共交通機関を利用する場合は、防寒対策としてショールや手袋などのアイテムを持参すると安心です。直前に慌てることのないよう、受付や友人との合流に備えて集合時間よりも早めに到着することを心がけるとよいでしょう。
式典に出席する
会場に到着したら受付を済ませて着席します。式典の内容は自治体によって異なりますが、市長や区長のあいさつ、新成人代表によるスピーチ、来賓の祝辞などが行われるケースがほとんどです。
式典中は背筋を伸ばして座り、両手を膝に添えると美しく見えるだけでなく、着崩れ防止にもつながります。式典は厳かな進行でありながら、振袖やスーツに身を包んだ新成人が集うため、華やかで明るい雰囲気も漂います。
式典後に友人や家族と記念撮影を行う
式典が終わると、多くの新成人が会場周辺で友人や家族と記念撮影を楽しみます。久しぶりに再会する同級生との写真撮影は、成人式ならではの大切な思い出づくりの時間です。会場内や屋外の撮影スポットだけでなく、神社や母校を訪れて撮影する人もいます。
写真撮影は式典当日だけでなく、前撮りを選択する方法もあります。前撮りではプロのカメラマンが撮影してくれるので、着崩れしていない美しい状態の振袖姿を記念に残すことが可能です。振袖レンタルの中には、振袖一式のレンタルに前撮りの撮影プランを追加できるところもあります。
二次会や同窓会に参加する
式典終了後は、地域や同級生のグループで二次会や同窓会が開かれることが多くあります。開催時間は夕方以降が一般的で、振袖姿のまま参加する人もいれば、一度帰宅して着替える人もいます。振袖は長時間着用すると着崩れや疲れが出やすいため、二次会では洋服に着替えると快適に過ごせるでしょう。
所要時間は2~3時間程度で、旧友との近況報告や交流を楽しむ場となります。二次会や同窓会は、式典だけでは話しきれなかった思い出を共有できる貴重な機会です。成人式の余韻を味わいながら、新しい門出を仲間と一緒に祝う特別な時間を楽しみましょう。
成人式には参加するべき?行くメリット・デメリットを紹介

成人式は一生に一度の行事ですが、参加するかどうか迷う方もいるでしょう。ここでは、成人式に参加するメリットとデメリットを整理しますので、判断の参考にしてください。
参加するメリット
成人式に参加することには、多くの意義や魅力があります。ここでは、代表的なメリットを3つ紹介します。
■一生に一度の節目を祝える
成人式は大人を迎えた証として、地域の仲間や家族とともに祝える特別な機会です。式典を通じて成人になった実感を得られ、自身の成長を振り返る有意義な時間になるでしょう。
■地元の友人と再会できる
小中学校の同級生や旧友と久しぶりに顔を合わせられるのも成人式の魅力です。懐かしい会話に花が咲き、新たな交流や友情の再確認にもつながります。
■記念写真を残せる
振袖やスーツといった晴れ姿を記念写真に残せるのは成人式ならではです。当日の雰囲気や友人との自然な表情も一緒に残せるため、一生の思い出になるでしょう。
参加するデメリット
成人式は大切な行事ですが、参加にあたって負担や不安を感じる方も少なくありません。
■費用がかかる
振袖やスーツの準備、ヘアメイク・着付けには相応の費用が必要です。ただし、プランを工夫することで負担を抑えられる場合もあります。
■準備と移動に時間を取られる
成人式当日は早朝から支度が始まり、会場への移動や式典、二次会まで含めると長丁場になります。余裕を持って計画を立てるようにしましょう。
■参加の都合が合わない場合もある
仕事や学業、家庭の事情で出席できないケースもあります。その場合でも、前撮りで振袖姿を撮影しておくと、記念としてしっかり思い出に残せるでしょう。
まとめ
成人式は、一生に一度の大切な節目を祝うイベントであり、地域の仲間とともに大人としての一歩を踏み出す貴重な体験です。式典では自治体の挨拶や新成人代表のスピーチなどが行われ、厳かな雰囲気の中にも再会の喜びや和やかさがあります。当日は朝の支度から式典、記念撮影、二次会まであることが多いため、事前に余裕を持ったスケジュールを立てると安心して臨めるでしょう。
参加には費用や時間といった負担もありますが、それ以上に「節目を祝える」「友人に再会できる」「振袖姿を写真に残せる」といった大きなメリットがあります。式典に参加できない場合でも、前撮り撮影で成人記念の思い出を残すことは可能です。今から準備を整え、自分らしい晴れ姿を迎えましょう。